リボ払いの怖さとは?知らぬ間に借金地獄に
クレジットカードの「リボ払い」は、一見すると毎月の支払い額が一定で安心できる仕組みに思えます。しかし、実際には高額な利息が発生し、返済が長引くことで借金が膨れ上がる危険性があります。本記事では、具体的な例を用いてリボ払いの怖さを解説し、賢いお金の使い方を考えていきます。
1. リボ払いの仕組みとは?
リボ払い(リボルビング払い)とは、利用した金額に関係なく、毎月一定額を支払う仕組みのことです。一見すると、支払いが管理しやすいように思えますが、実際には以下のような特徴があります。
- 毎月の支払い額が一定のため、大きな買い物をしても負担が軽く見える
- 残高に対して高い手数料(実質年率15%程度)が発生する
- 毎月の支払い額が少ないと、元本がなかなか減らない
つまり、気軽に使える反面、完済までの期間が長くなり、結果的に支払総額が膨らんでしまうのです。
2. 【シミュレーション】リボ払いで10万円の買い物をした場合
例えば、以下の条件で10万円の買い物をリボ払いにしたとしましょう。
- 月々の支払い:5,000円
- 実質年率:15%
この場合、総額いくら支払うことになるのでしょうか。(シミュレーション開始を押して結果を確認できます。)
結果
回数 | 支払額 | 利息 | 元本 | 残高 |
---|
この場合、完済までに約2年かかり、支払総額は 約12万円 になります。つまり、何もしなくても 2万円の利息を払うことになる のです。
さらに、途中で追加の買い物をすると、完済までの期間はさらに延び、支払総額も増えてしまいます。
3. リボ払いがもたらす「借金地獄」
リボ払いの怖さは、「気づかないうちに借金が膨らむ」ことにあります。特に、以下のような状況になると危険です。
- 毎月の支払い額を低めに設定している → 元本がなかなか減らず、利息ばかり払い続ける
- 追加でリボ払いを利用してしまう → 借金が増え続け、終わりが見えなくなる
- リボ払いの利息を意識していない → 手数料が高額になり、支払総額が予想以上に増える
結果として、「毎月の支払いは続いているのに、いつまで経っても借金が減らない」という悪循環に陥るのです。
4. リボ払いを避けるための対策
リボ払いの危険を回避するために、以下の対策を実践しましょう。
- リボ払いを利用しない設定にする → クレジットカードの設定を変更する
- 分割払い(手数料0%のもの)を選ぶ → 2回払いなら手数料がかからないカードも多い
- 一括払いを基本とする → 余裕のある範囲で計画的に使う
- もしリボ払いを利用してしまったら、繰り上げ返済を行う → 余裕があるときに早めに元本を減らす
クレジットカード会社はリボ払いを勧めてきますが、それは彼らにとって利益が大きいからです。利用者としては、冷静に考え、不要な負担を避けることが重要です。
まとめ
リボ払いは、一見すると便利な支払い方法に見えますが、実際には 高額な手数料を払い続ける危険な仕組み です。計画的にお金を管理し、リボ払いの落とし穴にはまらないように気をつけましょう。
あなたの大切なお金を守るためにも、ぜひリボ払いの仕組みを理解し、賢い選択をしてください!
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